シアタークリエ10周年の記念公演である
TENTH

毎年のシアタークリエコンサートのチケットが入手困難なため、だいたい諦めること多かったが、今回は何が何でも行きたかった。

なぜなら、


そう、『next to normal』(以下、N2N)が上演されると発表されたからだ。

ずっと再演を熱望しながらも一向にされる気配のないN2N。
また観れる機会なんてそうそうないだろうから、今回チケット出来たことは本当にラッキーだった。

初演時は、衝撃と切なさに3回通ってしまった。

今回、ダイジェスト版とのことで、
曲のカットも多かったが、久々に見ると冒頭のJust Another Dayから泣けて泣けて仕方なかった。今年初泣きである。

〜以下、ネタバレあり〜

キャストはオリジナルから残ったのが

ダイアナ  安蘭けい
Dr.マッテン  新納慎也
ナタリー  村川絵梨

の3人のみで、残りの3人は、

ダン  岸祐二 ➡︎  岡田浩暉
ゲイブ  小西遼生/辛源  ➡︎ 海宝直人
ヘンリー  松下洸平 ➡︎  村井良大
に変わっていた。

さて、この新キャスト。
3人とも、とても素晴らしかった!

特に岡田ダンが優しさに溢れていて、家族に対してどうにか笑顔でいることを務めることで何とか家庭を取り持とうとする姿に、切なさと悲しさが増していた。
岸ダンは、無骨で不器用だけど真っ直ぐにダイアナを支えていこうとしていた印象で、若くて不器用な男が家庭を築こうとすることにとにかく一生懸命やってきたダンだったと思う。
一方、岡田ダンは優しさと明るさでダイアナとナタリーを支えようとしていて、陰ながらナタリーを支えようとするヘンリーに重なるようにも観れた。

海宝ゲイブも、オリジナルの2人とは違うアプローチだと感じた。
小西・辛の時に感じた、「息子はいつまで経っても母親の恋人」的な印象は無く、母親に甘えたい幼いままの息子と母親の構図に見えた。
(ダイジェストで無ければ、もっと違うかもしれないが)
小西・辛のような華やかさは無いが、
ダイアナが本当に見えてるんだろうなと思える実体感があるゲイブだった。

村井ヘンリーは、優しさと幼さが見えるヘンリーだった。
松下ヘンリーは、学校でクラスの仲間と何となく打ち解けることが出来なくて、ナタリーを見つけた時は「自分と同じような人を見つけた!」的な、ナタリー的な脆さがあるヘンリーだった。(マリファナ吸っちゃうのも、脆さゆえのような)だから、ヘンリーにとってもどうしてもナタリーでなくてはならなかった。
反対に村井ヘンリーは、「自分とは違う」何かがあるナタリーに興味を持ちはじめ、好きになっていった感じがあった。目が離せなくなってしまった感じなんだろうなと。

岡田ダンと村井ヘンリーの優しさはかぶるようなところもあり、この優しさにグッドマン家の女性たちは支えられているという印象だった。

N2Nファンとしては、やはりオリジナルメンバーでの復活を観たいものだが、
今回のダイジェスト版メンバーの再演でも十分に期待できるメンバーだと感じた。


N2Nの再演を熱望してやまない。
N2Nで思うことは、たくさんあるので、また別の機会に。

TENTH第一幕の感想は、
一旦、ここまで!