「ラディアント・ベイビー」を観劇してきました。

31歳という若さで、ものすごいスピードを命を駆け抜けていった
キース・へリングという実在したアーティストの人生をミュージカルにした作品。
オフ・ブロードウェイ発のミュージカルです。


この作品、リピートすればする程、好きになる作品です!
曲が素晴らしくキャッチーで覚えやすいし、
耳に残る曲ばかりなんですよね!
まさしくRENTのよう。

クリエの音響が悪いのか、歌詞が聞き取りづらかったっていうのは、
正直なところだったんですが、
一緒に行った友人によると、RENT初演時も早口過ぎて最初はみんなわかっていなかったとのこと。
でもRENTも今では、何度も何度も再演されるくらい、みんな大好きな演目になっていますよね。

ラディアント・ベイビーもそうなっていくんじゃないかと思います。
全ナンバーが素晴らしくよくて、メインキャスト以外のナンバーも
頭に残る曲ばかりなんです!

曲以外もキャスト全員が歌える人たちばかりだから、聞きごたえもある!

CDで聞いて何回も曲聞いて覚えて、何度も観に行きたいと思える作品です。

早速、再演希望!!の演目です。


ただ、気になるのが、空席が結構あったこと。
クリエのLINEからも学生割引チケット販売の案内が来るくらい
売れ行きが芳しくないのは、何となく感じとれてしまいます。

このままだと、「ネクスト・トゥー・ノーマル」のようになってしまう!!
ネクストもものすごく素晴らしい作品だったのに、
客入りが良くなかったんですよね。出演者の新納さんがブログで怒っていたくらい。 。
だから再演も期待できないかなって思うんです。

お願い!東宝さん!
ラディアント、RENTなみに育てていって!
再演目指してください!!




はい、では、
ここからはネタバレ含めたレポを書いていきます。


キース・へリングという画家について、
私は今回の作品で初めて知りました。
あの「ラディアント・ベイビー」という絵はなんとなーく見たことがあった気はしますが、
キース・へリングに知りませんでした。

この絵が「ラディアント・ベイビー」みたいです。


あ、あと最近、この作品にとってはナイスなタイミングで、舛添都知事がキースの友人に宛てた手紙を
ネットオークションで公費で落札したことで話題になっていましたね(笑)



ポップアートの世界で売れっ子アーティストになったキース(柿澤勇人)。
日々押し寄せる仕事の中、作品が生み出せない苦しさでもがいていた。
アシスタントのアマンダ(知念里奈)は彼の思いをくみ取りながら、
彼の言うままに仕事をセーブしていく。キースの焦燥感にアマンダも不安が募っていく。
恋人のカルロス(松下洸平)ともすれ違うばかり。
一番の友人ツェン・クワン・チー(平間壮一)との約束も反故してしまう。


近所の(?)子供たちと絵を描くことがキースの癒しの時間だった。

そんな彼の過去をフラッシュバックしながら、
物語は進んでいく。

一幕ではキースが 
自分が「ゲイ」として、「アーティスト」として、自分が生きる世界を見つけていく。

二幕では、ポップアーティストとして売れっ子になったキースが 
仕事に行き詰まって苦しみ、世間に求められなくなってしまった頃、 
ファンである少年からの一通の手紙をきっかけに 
またひたすら仕事に没頭していった様子が描かれています。

ちなみにこの格好、日本テレビの24時間チャリティTシャツ着ているように見えません??笑


一幕での最大の盛り上がりシーン「PARADISE」というクラブシーン。 
もう、圧巻ですね! 

エリアンナさん演じるディーバの圧倒的歌唱力!
そして、恋人カルロスとの「濡れ場」といっていいくらいの出会いのシーン。

個人的には、柿澤さんと松下さんの恋人同士という絡みが見たい!というだけで
チケットを買ったので、気分は高揚しちゃいますよね。
柿澤さん、松下さんシーンは色々書きたいことがあるので、別ブログに残します。


このPARADISE のシーン、手拍子しながらこちらも盛り上がりたいんですが、他のお客さんが微動だにしなかったので、こちらもノれず。。

3列目中央くらいの席だったら、迷いなく手拍子しながら観てたなぁ。


長くなりそうなので、続きはまたで。