エポニーヌに花束を

大切なことは、全てミュージカルが教えてくれた。 ミュージカルの感想、自分なりの解釈、思い出、色々と。

カテゴリ: シアタークリエ

さて、二幕は歴代クリエ公演のコンサートに。

セットリストはこんな感じ↓

ジャージーボーイズ
ネクスト・トゥー・ノーマル
ブラッド・ブラザーズ
ウェディング・シンガー
きみはいい人、チャーリー・ブラウン
から各ナンバーが聞けた。


個人的には、大好きなウェディング・シンガーのサタデー・ナイト・イン・ザ・シティが聞けたので大満足!
欲をいえば、せっかくゆみこちゃん(彩吹真央さん)が出てくれたんだから、
ホリイのナンバーの、Right in front of your eyesが聞きたかった。


また、「みんな大好き新納慎也」がクリエコンお馴染み「役者の中でクリエに一番乗りで足を踏み入れたのは、僕だ!」的なネタ話を封印して、N2Nの裏話を話していたのが印象的。

なんでも、N2Nのオフブロードウェイでは、

・1幕のラストに、Dr.マッテンのノリノリのロックナンバーがあった

・その曲がとても大好きで、自分にDr.マッテン役がオファーされた時は、それが歌えると楽しみにしていた

・アメリカ人はノリがいいとどうしてもノってしまうから、話の世界観を統一させるためにブロードウェイにあげる時にカットされてしまったらしい

・新納氏は何度も演出家にお願いしたがNG

・ちなみに、N2Nで主役よりも先にオファーされたのは新納氏。
新納氏以外はまだ配役が決まっておらず、新納氏以外はダブルキャストでいくとだけは聞いていたらしい。
なぜなら、Dr.マッテンが出来るのが新納氏以外にいないから。

・アメリカ人はノリノリなっちゃうけど、日比谷界隈のミュージカル好きのお客様は大変おしとやかに舞台を観る人たちだから、日本ではDr.マッテンのロックナンバーを解禁してもいいんじゃないか?

・アンケートには、ぜひ
「再演熱望」と「Dr.マッテンの曲を復活」を書いて欲しい

といった話だった。

ほとんど、初演当時の新納氏のブログにも書かれていたことだったが、懐かしみながら話が聞けたので、楽しかった。

確かにそのロックナンバーはノリが良く、だが話の繋がり的には全くおかしくなさそうな雰囲気の曲だったので、
(ダイアナの電気ショック治療直前にかかる予定だったらしく、都度、電気ショックのビリビリっとした雷音的な音が格好良かった!)
再演する際は、ぜひDr.マッテンのロックナンバーも復活させて欲しい。
というか、日本版のCD出して欲しい。。
初演版でいいから激しく聴きたい。。


ジャージーボーイズとブラッドブラザーズは残念ながら未見だったため、感慨にふけることは出来なかったのだが、
曲を聴いただけで、あぁ、やっぱり見ておけば良かった。なぜ見なかったのか。と後悔。
ジャージーボーイズの再演は絶対に行かねばならない。吉原光夫さんで見れずに残念だが。。

とにかく、今回のTENTHは、日比谷界隈のミュヲタにはたまらない公演だった。

最後に残念なのが、
ちょうどTENTH公演終了後の時間帯に、お隣の宝塚で、これまたチケット入手困難中の雪組公演の開演時間帯にかぶってしまい、カーテンコール時に退出する観客が、まぁまぁ、結構いたことだ。
今回、TENTH の終了予定時間が15:20に対して雪組公演開演が15:30。
キャストたちのおしゃべりでTENTHの公演が押してしまったので、公演終了が15:35だった。
果たして、雪組へのハシゴの方々はスタートに間に合ったのだろうか。。

タカラヅカファンと東宝系ミュージカルファンは、ほぼイコールなはずなので、
クリエ公演とタカラヅカ公演の時間調整は、劇場側で考えてあげても良さそうだな。と、いっても一部のごくマニア的な人向けなので難しいだろうなぁ

もう一枚分、TENTHのチケットはゲット出来ているので、また再度レポしたい。





シアタークリエ10周年の記念公演である
TENTH

毎年のシアタークリエコンサートのチケットが入手困難なため、だいたい諦めること多かったが、今回は何が何でも行きたかった。

なぜなら、


そう、『next to normal』(以下、N2N)が上演されると発表されたからだ。

ずっと再演を熱望しながらも一向にされる気配のないN2N。
また観れる機会なんてそうそうないだろうから、今回チケット出来たことは本当にラッキーだった。

初演時は、衝撃と切なさに3回通ってしまった。

今回、ダイジェスト版とのことで、
曲のカットも多かったが、久々に見ると冒頭のJust Another Dayから泣けて泣けて仕方なかった。今年初泣きである。

〜以下、ネタバレあり〜

キャストはオリジナルから残ったのが

ダイアナ  安蘭けい
Dr.マッテン  新納慎也
ナタリー  村川絵梨

の3人のみで、残りの3人は、

ダン  岸祐二 ➡︎  岡田浩暉
ゲイブ  小西遼生/辛源  ➡︎ 海宝直人
ヘンリー  松下洸平 ➡︎  村井良大
に変わっていた。

さて、この新キャスト。
3人とも、とても素晴らしかった!

特に岡田ダンが優しさに溢れていて、家族に対してどうにか笑顔でいることを務めることで何とか家庭を取り持とうとする姿に、切なさと悲しさが増していた。
岸ダンは、無骨で不器用だけど真っ直ぐにダイアナを支えていこうとしていた印象で、若くて不器用な男が家庭を築こうとすることにとにかく一生懸命やってきたダンだったと思う。
一方、岡田ダンは優しさと明るさでダイアナとナタリーを支えようとしていて、陰ながらナタリーを支えようとするヘンリーに重なるようにも観れた。

海宝ゲイブも、オリジナルの2人とは違うアプローチだと感じた。
小西・辛の時に感じた、「息子はいつまで経っても母親の恋人」的な印象は無く、母親に甘えたい幼いままの息子と母親の構図に見えた。
(ダイジェストで無ければ、もっと違うかもしれないが)
小西・辛のような華やかさは無いが、
ダイアナが本当に見えてるんだろうなと思える実体感があるゲイブだった。

村井ヘンリーは、優しさと幼さが見えるヘンリーだった。
松下ヘンリーは、学校でクラスの仲間と何となく打ち解けることが出来なくて、ナタリーを見つけた時は「自分と同じような人を見つけた!」的な、ナタリー的な脆さがあるヘンリーだった。(マリファナ吸っちゃうのも、脆さゆえのような)だから、ヘンリーにとってもどうしてもナタリーでなくてはならなかった。
反対に村井ヘンリーは、「自分とは違う」何かがあるナタリーに興味を持ちはじめ、好きになっていった感じがあった。目が離せなくなってしまった感じなんだろうなと。

岡田ダンと村井ヘンリーの優しさはかぶるようなところもあり、この優しさにグッドマン家の女性たちは支えられているという印象だった。

N2Nファンとしては、やはりオリジナルメンバーでの復活を観たいものだが、
今回のダイジェスト版メンバーの再演でも十分に期待できるメンバーだと感じた。


N2Nの再演を熱望してやまない。
N2Nで思うことは、たくさんあるので、また別の機会に。

TENTH第一幕の感想は、
一旦、ここまで!


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